すべての問題には解決法がある　4不安と恐怖はどう作られるか

こんにちは、カウンセラーmichicoです。

すべての問題には解決法がある　の本から

フラクタル心理学について理解を深めていきたいと思います。

第１章

～不安と恐怖はどう作られるか～

相談者：Bさん（２１歳　フリーター　女性）

相談内容：自信がない　人見知り　自分から人に声をかけられない

人間関係に不安　漠然とした恐れを感じている

今回Bさんは、以上の相談内容から

フラクタル心理学でカウンセリングを受け、誘導瞑想をして、自分の小さい頃の感情を疑似体験しました。

前回は最初のスタート地点の怒りの段階から、

不安になる過程について

心の発達するしくみで説明しました。

今回は

不安な感情が、どうして恐怖へと移行するのかについてご説明します。

③　恐怖の段階

OFFにした心の中の怒りが外の世界に

現象化（投影）する。不安は恐怖になる。

↓

恐怖を感じている間は、こころの中の怒りは

OFFになり感じられない。

④　勇気の段階

これを重ねるうちに、だんだんと大きな恐怖体験

となる（暴力）。自分が滅びる。

↓

やっと怒りを少しずつONにする。

そして外側の敵（投影された自分）と戦う（勇気）。

不安の感情から恐怖の感情には、どのように進むのかについてです。

前回の説明から、

怒りの感情が不安の感情になるのには、Bさん自身のストーリーがあるんだな。

という事がわかりました。

Bさんではない、他の誰かであれば、違うストーリーを作っていたのかもしれません。

ここがポイントですね。

自分でストーリーを作る？ってことです。

私たちは、ずいぶん大人になって問題の原因を探る時に。

私はそんなことは思っていない！だとか

そんなストーリーなんか作っていない！と思います。

でも、現実の世界で問題になる事があるとしたら・・・

それは、ずっと昔の未熟な幼い時に、そう思ったかもしれないのだなぁと思ってみるといいかもしれませんね。

Bさんの場合、怒りの感情から、不安に作りだしました。

誰かにさらわれてしまうかもしれない・・・

これは、お父さんが自分に注意を払わないことにイライラして、お父さんを懲らしめようとした作戦です。

お父さんが一番困るだろう事を考えたんです。

それは、お父さんが自分を大切にしているって知っているからなんです。

少し大げさに表現してみますね。小さなBさんは。

「お父さんは、私を誰よりも大事に想ってくれているから・・

私が誰かにさらわれたりしたら、慌てふためいて後悔するだろう・・・

私を、ずっと注意深く見ていれば良かったって・・」

まさか！そんな事思っていませんし、考えていません！

文字にすると、酷い事を考えているなぁと感じませんか？

でも、どうやらそう思っているようなんです。

どうしてか？

自分はそんな酷い人間じゃないと思いたい。

自分はいい人間だと思いたい。

から。本当の心の底で思っていることを隠してしまうのですね。

何度もいいますが、

表層意識で思っている事と、深層意識で思っている事は違う・・

表層意識で思っていることが、「私」の全てではないということです。

隠して、隠して、奥へ奥へ押しやった思考は、消えてしまう事はないのです。

Bさんは、自分の作ったストーリーを現実化させていきます。

自分が誰かにさらわれるかもしれない・・・のですから。

他の悪い人を作らなければなりません。私をさらう人ですね。

そして、その思考を何度も何度も繰り返し考えることで、現実化します。

Bさんは、自分の外に悪い人がいるかもしれないという思考から、本当に自分に危害を加えてきそうな人を創り出します。

そして、本当に自分に危害を加える人が現れてしまうのです。

外側に、自分に危害を加える人が現れると説明しましたが、

これは、自分の投影です。

本当に悪い人がいるのではなく、自分の心を投影しただけなんです。

実際にBさんの現実の中では、悪い人が存在します。

しかし、これは、自分の投影であって、本当に悪い人がいるという事ではないのです。

だから、自分の中の思考を修正すれば、その現象がなくなります。

なんだか？？本当？

わかりますよ！

そう思っても無理はありません。私もそうでしたから。

もし、現実の世界で困っている事があれば是非カウンセリングを受けてみてください！

すべての問題には解決法があって、必ずその元となる原因をお伝え致します。

そして、一つ階段を登ってみてくださいね。

見えてくるものがありますよ、きっと！